Tamaclaw's Retrospective

ふりかえってなんぼじゃろ

技術広報と承認欲求 〜「Jerk」だった私が真のGiverを目指すまでの自省録〜

はじめに

この記事は、技術広報アドベントカレンダー Series2 Day22の記事です。

今年も、技術広報アドベントカレンダーの季節がやってきました。 例年、多くの方に参加いただき、知見が循環するこのイベントを私は誇りに思ってきました。しかし、正直に告白すると、私は今年、このアドベントカレンダーの開催を辞めようかと本気で悩んでいました。

理由は、純粋な目的の裏側に、「認められたい」という下心が紛れ込んでいる自分に気づいてしまったからです。そんな「やらしい承認欲求」を抱えたまま開催することに、強い嫌悪感と戸惑いを覚えたのです。

この記事を書いている時点で、私の承認欲求はまだ消えていないのかもしれません。「自分をさらけ出して内省している自分、すごいでしょ」という、さらに歪んだ承認欲求の表れではないか──。そんなツッコミと恥ずかしさが、今も自分の中で鳴り止みません。

それでも、この恥を晒してでも言葉にしたい理由があります。それは今年41歳になった私が、コーチングを通じて自分自身の「Jerk(嫌な奴)」な側面に気づき、絶望したことから始まった変化の記録です。

私と似たようなJerkな側面に悩んでいるかもしれない技術広報に携わる方にとって、少しでも参考になったらと思い、極めて私的な自戒と再生の記録を綴ります。

「他者からの承認」の塊であった自分

私は幼少期から、他人と比較して勝っている状態でいたい、負けず嫌いで、自慢が大好きな人間でした。人より秀でている領域が見つかったら力を入れ、そこでもらえる賞賛で自分を満たしてきました。

思えば、技術広報アドベントカレンダーもその延長線上にありました。主催者であることをSNSのプロフィールに掲げ、周囲からの注目を集めること自体が、私のガソリンになっていたのだと思います。

仕事での失敗と、自分の中にあるJerkな側面

転機となったのは、最近起こした仕事での大きな失敗でした。 なぜ失敗したのか。同僚が私の振る舞いを詳細に観察してくれ、コーチとなって共に対話を重ねてくれた結果、導き出された根本原因は「他者との比較に基づく承認欲求」でした。

同僚が私に突きつけてくれた「課題」の一部を、自戒を込めて抜粋します。

  • 自己防衛的で、本質的な変容が生まれづらい
    • 過去の成功体験への依存が強く、自己否定が苦手。言い訳が先行し、自分の基準を正当化するために「やらない理由」を探してしまう。
  • 目的より評価を優先する
    • 肯定や擁護のために実績を持ち出し、自分視点の説明に終始する。行動基準が「目的」ではなく「周囲からの相対的な評価」にある。

最初は「自分はそんな悪い人間じゃない!」と目を背けたい思いでした。 しかし、同時期にSNSで話題になっていた「Brilliant Jerk:傲慢な態度で周囲に悪影響を及ぼす有能な有害者)」という言葉の対象者が、ちょうど失敗をしていた自分に重なって感じられたことがきっかけで、「もしかしたら自分は改善すべき歪んだ側面を持っているのでは」という気付きを得ました。

私は「Brilliant (天才)」ではありませんが、「Jerk(嫌な奴)」という側面を無意識に持っているのではないか。悪意の有無に関わらず、「他者からの承認」のために行動していた事実に、ようやく気づいたのです。

この気づきをコーチとなってくれた同僚とも話した結果、私の失敗の根本原因が「他者から承認されたい欲求」であるという結論に至りました。

目指したい姿:80歳の剣道家が教えてくれたこと

「他者からの承認を求めない」としたら、どんな状態が理想なのか。 コーチである同僚と議論を重ねる中で辿り着いたのが、「他者でなく、過去の自分と比較した自己承認ができ、見返りを求めないGiver」というあり方でした。

そのロールモデルは身近にいました。私が長年通う剣道道場の、80歳になる先輩先生です。 40年もの間、一切の文句も言わず、ただ子供たちのサポートに徹してきたその先生が、病気で道場を去ることになりました。その時、周囲から溢れ出したのは、先生への感謝と辞めることを惜しむ純粋な声でした。

先生は「他者からの承認」を求めていたわけではありません。ただ40年間、謙虚に「与え続けて(Give)」いました。その結果として、誰からも尊敬される存在になっていたのです。

なぜ、私はこれほどまでに、その先生のようなGiverになりたいと思ったのか。

コーチである同僚と、どんな理想を求めると良いか議論していたとき、同僚が私に「自分がこの世を去る時、どうなっていたいか?」という問いを投げかけてくれました。その問いから、私が以前とある組織を去ることになったとき、自分に声をかけてくれる人が思ったより少なかったことに、人知れずショックを受けたことを思い出しました。当時の私は手広く組織に貢献して、周囲から評価されているつもりでいました。しかし、今なら分かります。私の貢献はどこか「賞賛」を期待した取引のようなものであり、相手の心に深く届く「尊重」が欠けていたのです。

それに対して、この80歳の剣道家がこれほどまでに慕われるのは、損得勘定抜きで相手を尊重し、その成長を心から願って貢献し続けてきたからです。組織から去る際に「ああ、この人は本当に自分たちのために動いてくれていたんだ」と、多くの人に去ることを惜しんでもらえるような人生。そんな「存在そのものが、誰かの救いや力になれる状態」こそが、私の目指すべき理想のゴールだと感じました。

自分も「他者からの承認」という報酬をもらいに行く「Taker」ではなく、その80歳の剣道家のように貢献し続けた結果、存在そのものが誰かの力になるような「Giver」になりたい。 そう強く思いました。

なぜ技術広報アドベントカレンダーを続けるのか

「他者からの承認」を捨てようと決めたとき、技術広報アドベントカレンダーの開催も辞めるべきだと思いました。個人ブランディングという「下心」が混じっている以上、それは私の「他者からの承認」を肥大化させる装置でしかないと考えたからです。

しかし、悩む私の中に浮かんできたのは、アドベントカレンダーを通じて知り合った技術広報の仲間たちの顔でした。

「これをきっかけに知り合いが増えた」「アドベントカレンダーがなければ記事を書かなかった」という話を聞いて、知識をオープンにすることで、困っている、課題を感じている人のためになるきっかけを作れたことが本当に嬉しかったことを思い出しました。知識をオープンにする場があることで、誰かのペインが解消される。そこにある喜びは、私の薄っぺらな承認欲求を超えた、確かな価値のように感じられました。

「他者からの承認」のためではなく、技術広報の知見を繋ぎ、誰かの力になる場を維持するために。 そう捉え直したとき、今年も開催しよう、そして来年以降も続けていこうという勇気が湧いてきました。

おわりに:不完全なGiverとして

私はGiverになりたい。 主催者が誰かなんて分からなくてもいい。ただ、その取り組みを通じて誰かの課題が解決されるなら、それでいい。

もちろん、長年染み付いた「他者からの承認」を求める気持ちはすぐには消えません。他者と比較してしまう自分も、まだどこかにいます。でも、これからは「他者からの承認」ではなく、「過去の自分と比較して、少しはマシな自分になれたか」という「自己承認」を大切にしていきたいです。

この記事の話をコーチに伝えたとき、彼はこう言いました。 「記事として公開したとき、どれだけバズっても、バズらなくても、心が揺れなかったら良いですね」

ヤバい。やっぱりちょっと反応が気になるかもしれません。「他者からの承認」を欲する気持ち、全然捨てきれてないかも。 いやいや、気にしない。気にしてなるものか。そんな自分を笑い飛ばしながら、一歩ずつ「Giverな技術広報」を目指して歩んでいこうと思います。

成長フレームワークPSHEを活用して技術広報のキャリアを考察!

はじめに

自分の役割や職種、キャリアは特殊であり、過去にあまり前例が無い。そのためどうやって成長し成果を出し、キャリアを積み重ねていけば良いのか分からない。そんな事を考えた事はありませんか?例えば昨今増えてきている「技術広報」という職種でも、どのようにキャリアを積み重ねていいか悩みを持つ方は多いです。

この記事ではキャリアの設計について、PSHE という成長のフレームワークを紹介しつつ、具体的に「技術広報」という職種に当てはめながらご紹介します。

※ この記事は技術広報AdventCalendar Series2 Day24 かつ ジンジニアAdventCalendar Day24 の記事です!

※ この記事の作者は、2018年から技術広報を6年ほど担当し、2023年から人事の責任者を担当しています。その業務で得た経験を事例としてお話します。

PSHE フレームワークとは

PSHEとは、Problem(問題)、Solution(解決策)、How(方法)、Execution(実行) の頭文字をとったもので、社員の成長を評価する指標を4つに分けてまとめたフレームワークです。このフレームワークはShishir Mehrotra 氏が Google で導入したものです。

※ 参考: Lessons for Product Leaders | Shishir Mehrotra, Co-Founder & CEO - Coda | The Product Folks

PSHE フレームワーク

PSHE フレームワーク

レベル1:実行 (Execution) に重点を置く段階

キャリアの初期段階では、上司から解くべき問題(Problem)、問題の解決策(Solution)、具体的に実行する方法(How)を与えられ、その与えられた条件の中でタスクを実行(Execution)することに集中します。この段階では、主に担当範囲(SCOPE)を広げることで成長します。

技術広報に例えると、CTOやVPoE、人事などから「技術広報をやってくれないか」と頼まれたばかりの段階がこちらに当てはまります。この段階ではCTOやVPoEから「このエンジニアブログを運営してください」「この技術カンファレンスのスポンサーをとりまとめてください」と具体的な指示を受け、技術広報となったメンバーはそれぞれを実行(Execution)していきます。

実際にやってみないことには、エンジニアブログの裏側で運営がどういった仕事をすべきなのか、カンファレンスのスポンサーや、勉強会の運営でどういった仕事ややりとりがあるのか、知ることさえ出来ません。それぞれ実行(Execution)の質を高く保ちながら、確実にやり切ることが求められます。

レベル2:方法 (How) を考える段階

ある程度経験を積むと、上司から解くべき問題(Problem)と解決策(Solution)は与えられますが、それを達成するための具体的な方法(How)を考える必要が出てきます。具体的な方法を確実に実現するためのスケジュールの設定、必要な打ち合わせを構成し、適切な作業手順などを決定し、効率的にタスクを実行(Execution)できるよう、方法(How)を改善していきます。

技術広報に例えると、「エンジニアブログでもっと多くの記事を発信してもらうための運営方法」「技術カンファレンスでより参加者の印象に残る企画を運営する方法」などを考え、計画を立てます。他社が実施している技術広報の方法(How)などを参考にして、担当範囲(SCOPE)を広げていけるのもこの段階です。

以下、参考までに筆者がこの段階で書いた記事などを共有します。

レベル3:解決策 (Solution) を見つける段階

さらに上級レベルになると、解決すべき問題(Problem)は与えられますが、どのような解決策(Solution)が最適かを自分で考え、提案する役割を担います。この場合の解決策(Solution)は「戦略」と読み替えることもできるでしょう。この段階では、どのターゲットを狙っていくのか市場を選定したり、複数の解決策(Solution)を検討するなど、より戦略的な思考が求められます。

技術広報に例えると、日本のソフトウェアエンジニア市場を分析したうえで「高い技術ブランディングを築き上げるための戦略」を立案し、実行していく段階です。1つ1つの技術広報の方法(How)がバラバラに行われるのではなく、戦略的に決めたGoalを目指して一貫性を持った方法(How)が実施されるため、相乗効果で大きなインパクトを残すことが出来ます。

以下、参考までに筆者がこの段階で書いた記事などを共有します。

 

レベル4:問題 (Problem) を発見する段階

最上級レベルでは、社内外周囲の状況を観察した上で、解決すべき問題(Problem)を自ら発見します。そして、その問題(Problem)に対する解決策(Solution)も提案し、実行することで、社内外の組織に大きな影響を与えます。

技術広報に例えると、そもそもなんで技術広報をやりたかったのか、解決したい課題(Problem)が何だったのかを見直します。もとは「採用でエンジニアのリファラルが少ない」という課題だけを対象としていたが今年は採用をストップしているようなケースでは、「採用に限らずエンジニアに自社を選んでほしいが選ばれない」や「勉強会やカンファレンスに自社エンジニアが行かず最新情報を得られていない」など、社内に埋もれている別の課題の切り口を見つけ、新しい解決策(solution)のアイデアを提案します。

先日、とある企業のVPoEと話したときに「ウチではエンジニアの研修費も兼ねて、技術カンファレンスのブース出展しています。出展で自社の様々なプロダクトを人に説明する経験がとても大事なのです」という話を聞きました。「自社エンジニアが自社プロダクトのドメイン知識を十分に理解できていない」という課題の解決に取り組んでおり、そんなやり方もあるのか!と驚きました。

 

幻滅の谷間

幻滅の谷間

幻滅の谷間

Mehrotra氏は、2番目の「方法 (How) を考える段階」を 「幻滅の谷間」 と呼んでいます。

キャリアの初期段階では、業務の担当範囲(SCOPE)の拡大が目に見える形で成長を実感できます。しかし、「方法 (How) を考える段階」になると、成長の指標が「仕事のやり方」に移行します。この変化に気づかず、以前と同じように担当範囲の拡大のみを目標にすると、成長を実感できず、モチベーションが低下する可能性があります。

技術広報に例えると、エンジニアブログや技術カンファレンスのスポンサーなど、色々と実行(Execution)の担当業務範囲(SCOPE)を広げ、それぞれの方法(How)に独自の工夫や改善も行っていく。その工夫や改善も評価されるが、次にどういったことをしていけばキャリアを積み重ねていけるか、分かりやすく教えてくれる人はいない。という落とし穴です。そういった状況に心当たりがある方は、ぜひ解決策(Solution)や問題(Problem)を見直し、より戦略的な技術広報に挑戦いただきたいです。

まとめ

キャリアの設計について技術広報という職種を具体例に PSHE というフレームワークをご紹介しました。この記事でキャリアに悩んでいる方のなにかのきっかけになることが出来たら幸いです。

このフレームワークは他の職種にも当てはめやすい考え方であると言われており、Shishir Mehrotra 氏が紹介している事例ではプロダクトマネージャー職を対象としていました。おそらく他の職種でも役立つ考え方だと思いますので、実際に当てはめて考えてみてください。

今回のPSHEフレームワークについては、以下の Software Design の記事でも紹介していますので、興味ある方はぜひお手にとっていただけると幸いです。

https://amzn.asia/d/0JaqjCd

 

YAPC::Hiroshima 2024 スポンサーチームリーダーから見た舞台裏

こんにちは!技術広報の @tamaclaw です。

技術カンファレンスに参加して「楽しかった!」と思い、いつかその運営に関わりたいと思ったことがある人は多いのでは無いでしょうか。

先日開催された YAPC::Hiroshima 2024 では、5月にコアスタッフKickOffがあり、そこから約9ヶ月かけて準備が行われました。

こちらの記事では、YAPC::Hiroshima 2024 に初めてコアスタッフとして参加した私の目線で、今回のカンファレンスがどうだったか、コアスタッフって何をやっているか、より多くの人に知ってもらいたく、ご紹介します。

きっかけは YAPC::Kyoto 2023

私は昨年 YAPC::Kyoto 2023 に参加したのですが、本当に良くて、、良すぎたのです。

個人的に一番感動したのは大西さんのトークで、「やらないよりは遅くてもやった方が良い」という話は、30代後半の自分に刺さりまくりました。

その他の登壇や様々な企画を実際に体験した結果、昔の YAPC::Asia にお世話になっただろう、自分のような人に刺さる点がたくさんあると感じました。

 

それだけ刺さった YAPCの次回開催地が、私の故郷である広島!

少なくとも当日スタッフはやりたい!と思って、JPA理事のかるぱねるらさんや kobakenさんに、「広島でスタッフやりたい!」と話してました。

コアスタッフキックオフ

2023年5月22日にコアスタッフ向けのキックオフが開催されました!

キックオフではそれぞれが何を担当するか相談し、なぜか勢いで私は「スポンサーチームのリーダー」となりました。当日スタッフをやるだけのつもりが、、、勢いは大事ですねww

私は DeNA TechCon の Organizer を5年ほど担当していたのですが、自社技術カンファレンスでは経験ができない「スポンサー対応」という新たな挑戦をしたかったのです。

fortee の活用

技術カンファレンスのスポンサー対応を行う上で、絶対に使いたかったのが技術カンファレンス支援プラットフォームである fortee です。技術広報として他の技術カンファレンスでスポンサーとしてやりとりをする際に、fortee がとても使いやすかったので、 YAPC でも絶対使いたいと思い、長谷川さんに相談しました。

長谷川さんからは利用についてすぐに快諾いただき、fortee を正式に利用することが出来ました。スポンサーさんとのやりとりとか、トークの採択とか、事後の blog 登録とか、色々めたんこ便利でした!! YAPC::Hiroshima 開催後のスポンサーさんからのアンケートでも「forteeがあったことで非常に対応しやすかった」とお褒めの言葉をいただけました。

長谷川さんには以下の記事でも YAPC::Hiroshima を盛り上げるのにご協力いただきました。長谷川さん、本当にありがとうございました!!

blog.yapcjapan.org

スポンサーメニューの作成

コアスタッフのみんなで「カンファレンスでやりたいこと」ドリームと呼んでましたw)を洗い出した結果、ドリームは盛り盛りとなりましたw

それらドリームを実現するため、7月、8月にkobakenさんと私の2人が中心となって、スポンサーメニューを作成しました。

ドリームを実現するためには、今までより多くの企業様にスポンサーになっていただく必要があると考え、多くの企業様の多用なニーズに応えられるよう、メニューをたくさん用意しました!こちらメニューを作成するにあたり、 builderscon をかなり参考にさせていただきました。

とほほさんがゲストに!

我々とは別のゲスト・スピーカー班の方々が交渉・調整をした結果、とほほさんがゲストとして話していただけることが確定し、スポンサーメニューが公開されるタイミングで、一緒に公開しました!

スポンサーメニューの事前共有

スポンサーメニューの全体公開前に、JPA会員企業となっていただいている企業さまに事前にスポンサーメニューを共有し、公開後すぐ申し込む準備ができるようにしました。

実はYAPC運営は、JPA会員企業さまに様々な支援を長年していただいています。例えば DeNA 様にはYAPCで毎年利用する備品を預かっていただくなど、スポンサーメニューに無い支援もしていただいています。

Perl に限らない企業様へのスポンサーお声がけ

YAPC::Kyoto では、事業で Perl を活用していない企業さまもスポンサーしていました。

私も実際に参加して感じたのは、昔は Perl のお世話になっていた YAPC のコミュニティイベントに参加したことがある多くのエンジニアが、今は Go や Ruby など特定の言語に限らず活躍しているということでした。

そこでスポンサーのお声がけをする際には、 Perl を使っているかどうかに限らず、様々な企業さまにお声がけさせていただきました。今となって数えてみると、コアスタッフのみんなでお声がけして、約100社の企業さまにご検討いただきました

結果としては 53社もの企業さまにスポンサーいただけたのですが、本当に多くの企業さまにスポンサーを検討いただき感謝しています。みなさま、どうもありがとうございました。

※ SmartHRさん(@inaoさん)にも検討いただき、YAPC のスポンサーになっていただけました!

11月にスポンサー予算の目標を達成

実は10月ぐらいに、思うようにスポンサーさまが集まらず、カンファレンスでやりたいこと(ドリーム)を諦めて、経費削減しなければならないのでは?という時もありました。

コアスタッフの皆さんに協力いただき、だれがどの企業さまにお声がけできそうか整理して、みんなで力を合わせて、色々な企業さまにお声がけをしました。

結果として、11月8日にカンファレンスでやりたいことを最低限達成できる目標を達成し、ドリームを実現できるようになりました!

53社のスポンサーさまとのやりとり

スポンサーが決まったらおしまい!?ではありません。各企業さまからロゴデータを提出いただいたり、スポンサーメニュー次第では CM 動画を提出いただくなど、個社別にそれぞれ丁寧な対応を進めていく必要があります。

大変申し訳無いことに、私はこのフェーズで生まれて初めての転職をしてました。そのため色々ドタバタしていて私はこの対応をほとんど行うことが出来ませんでした。代わりにスポンサー班のみなさんがスポンサー企業さまと丁寧にやりとりいただき、本当に助かりました。

実は350名ぐらいに着地しそうだった参加者数

Tシャツを準備する関係で、参加チケット販売は12月中旬に終了する予定でした。その時点で350名の参加が見込めていたので、終了しても良いのでは?という意見もありました。

一方でスポンサー班として、スポンサー資料に「参加者規模:400名程度想定」と記載していたことが気になったので、「400名は超えたい!!」と言ったところ、コアスタッフのみなさんに賛同いただけました。

それから運営みんなで協力して、参加者が400名を超えるよう、チケットを再販したり、広報活動をたくさん実施するなど、様々な施策を実施しました。

みんな凄かったのですが、特に広報班の宣伝活動が素晴らしく、結果としては400名を大きく超える、448名の方々に参加いただけました!

雪の影響で配送遅延が起きてたカンファレンス前日

2月5日から6日に関東甲信で降った雪の影響で、各業者の配送が遅延していました。この遅延の可能性について、 @kobaken さんがスポンサー各社に連絡をとり、配送業者・送り状番号を事前に聞いたり、会場への直接持ち込みの方法をお伝えするなどしてくれました。

カンファレンス前日に届いていたブーススポンサーの荷物を整理し、届いていない荷物が無いか確認したところ、一部の企業さまの荷物が届いていないことが発覚しました。荷物が全部届いていない企業さまも居ましたが、ほとんどの荷物が届いている中で1つだけ届いていないという企業さまも居ました。

荷物が届いていないブーススポンサー企業さまのうち、さくらインターネットの法林さんから「会場近くのヤマト営業所に送付し、当日朝にそこからタクシーで会場に運ぶことにしました」と対応策を共有いただきました。なるほど、その手があったか!と驚きながらも、荷物が届いてない他のブーススポンサー企業さまにこの対応方法を横展開させていただきました。

カンファレンス当日は、東京から全ての荷物をハンドキャリーしてくる企業さまも居て驚きましたが、最初の登壇が終わる頃にはほぼ全てのブースの準備が整ったようでした。

カンファレンス当日

スポンサー班として、カンファレンス当日はブースエリアを担当していました。

朝早くからブースエリアに参加者が来てくれたらと、ブースエリアではモーニングスポンサー、むさしのむすびが提供されました。

実際、受付開始してすぐの9時からスポンサーブースエリアには多くの方々が集まり、ブースをまわっていただけました。

 

朝イチで来てくれた参加者の中には、技術広報として先輩の @941 さんの姿も。実は名札の後ろがスタンプラリーのシートになっていることを伝えると、「最速でスタンプラリー制覇します!」と言って、本当に一番乗りでコンプしてましたww

カンファレンス本編がはじまってからも、大きな休憩のたびに新しい広島銘菓と、広島産のジュースをデプロイしていました。参加者の中には、広島銘菓とジュースを求めて、スポンサーブースエリアに何度も足を運んだ方も居たのではないでしょうか。

当初予定してませんでしたが、夕方に前夜祭で余ったビールも配布することになりました。広島国際会議場は会場のどこでも飲食OKだったので、そのままビールを飲んで YAPC を楽しんだ参加者も居たようでした。

ビール配布する際にたまたま居たそーだいさん、941さんのやり取りが面白かったですww

私の所属する HireRoo 社のブースの企画にも、多くの方に参加いただけました!

HireRoo ブース

HireRoo ブース

当日のブースエリアの様子は以下のような感じでした!

YAPC::Hiroshima 2024のブースエリア

YAPC::Hiroshima 2024のブースエリア

9ヶ月間準備してきたYAPC::Hiroshima 2024も終わり

5月のキックオフから9ヶ月、時には忙しくて全然貢献できない時もありましたが、仲間の皆さんに助けていただきつつ、スポンサー班としての目標を達成し、思い描いていたドリームを実現できたのはとても嬉しかったです!

 

YAPC::Hiroshima 2024 の懇親会後、2月10日の22:00からスタッフ懇親会でした!

みんなやりきった笑顔で、とても美味しいお酒が飲めたと思います。

スタッフ懇親会にてスポンサー班のみんなと

papix さんが「カンファレンススタッフやった後の酒は世界で一番うまい」と言っていましたが、とても共感するコメントでしたww

最後に

これだけ魂をこめた YAPC::Hiroshima 2024 ですが、実は登壇をぜんぜん見ることが出来ていませんwww アーカイブ動画が公開されたら絶対に見ます!!

そして故郷広島の開催で、多くの人に満足いただけて本当に良かったです!特に参加いただいた色々な方が書いてくださる blog 記事、マジ尊いです。。。YAPC コアスタッフ頑張って良かったな、と記事を見るたびに癒やされまくってます。

最後の最後に、YAPC::Hiroshima 2024 を通して、支えてくださった企業の方々や、仲間であるスタッフのみなさん、カンファレンスに参加いただいた方々、本当にどうもありがとうございました!

これで私の YAPC::Hiroshima 2024 は終わります!!

DeNAを退職してハイヤールーに入社しました

2023年12月に14年と8ヶ月お世話になったDeNAを退職し、株式会社ハイヤールーに入社しました!!

周囲からは「まさか玉田が転職するとは思わなかった」と言われ、私も DeNA のことが大好きで転職するとは思わなかったのですが、ご縁があってハイヤールーに入社しました。

退職時には様々な方々にコメントいただき、どうもありがとうございました。お世話になった DeNA がどんなに素敵な会社だったか、いつか自分なりにまとめられたらと思いますが、現状まだ副業で DeNA のお仕事を続けていますので、またの機会で!

 

今回は、なぜ転職しハイヤールーに入社したのか、私を知ってくださっている方々に向けてご報告させてください。

ハイヤールーって何の会社?

DeNA のエンジニア葛岡さんが創業した、コーディング試験サービス「HireRoo」を提供する会社です。葛岡さんは DeNA TechCon 2019、2020 と2年連続で登壇してもらったことがきっかけで知り合いました。

hireroo.io

DeNA に在籍中から超パワフルだった葛岡さんが、Google や Meta の選考を実際に受けてみた経験や、様々な会社からヒアリングした経験から生み出したコーディング試験サービスが「HireRoo」です。 HireRoo は、選考過程や採用後にエンジニアの見えにくいスキルを可視化したり、成長につなげることを支援してくれます。

 

なぜ転職したの?

昨年、DeNA で色々な方々と連携して以下の動画をつくりました。超こだわりながらもちょっと遊び心が加わっていて、最高に楽しかったです。 

この仕事も一例ですが、「技術広報」という仕事のように、エンジニアの方々が持っている本来の価値やこだわりを引き出すきっかけになることが、自分が提供できる価値だと気づきました。

自分がリスペクトするエンジニアの方々と、もっと色々な仕事をして、もっと多くの「きっかけ」となりたい。そう思ってたときに、「エンジニア向けのプロダクトを提供する会社なら、色々な役割で仕事できる」と声をかけてもらいました。

エンジニア向けのプロダクトを提供する会社なので、人事制度をはじめとした色々なものがエンジニア向けに特化できるし、営業やCS、企画などあらゆる役割でエンジニアをペルソナとして考えて仕事する。今までの経験が活きた新たな挑戦もたくさんできる。

それがとても面白そうだし、「エンジニアの方々が持っている本来の価値やこだわりを引き出すきっかけになる」をより実現できるだろう思ったため、転職しました。

ハイヤールーでは何をやるの?

今は HR として、全社員と 1on1 をしながら色々把握しながらも、人事制度をつくるお仕事をしています。それ以外にも何でもやる感じで、技術広報としてのお仕事から、営業的なお仕事まで幅広くやってます!

副業の相談したいんだけど?

ありがたいことに「副業やんない?」とお声がけいただくことが増えてきました。

副業はちょっとできそうに無いのですが、本業がエンジニア向けのプロダクトを提供している会社なので、違った形で相談にのることが出来るよう調整を進めてます!

いったんは技術広報やエンジニア採用にどういった課題をもっているのか、ランチだったり、飲みに行ったり、オンラインで打ち合わせするなりして、お話うかがえると嬉しいです!!

 

オンラインで話したいという方はぜひこちらご利用ください!

pitta.me

 

直接相談したい!という方は以下から DM をぜひお願いします。

twitter.com

いいから飲みに行こう!

ぐだぐだ言ってないで飲みに行こうぜ!とお誘いいただける方、大歓迎ですww

 

私からも皆さんにお声がけする事あると思うので、そのときはぜひよろしくお願いします!

 

 

3年間つづけて参加したYAPCのふりかえり

はじめに

どうも初めまして。Tamaclaw ともうします。

自分は東京とか大阪で Scrum Master のための Scrum Masters Night とか運営しているエンジニアです。

YAPC では3年前に、「大規模Perl初心者研修を支える技術」というタイトルでスピーカーをさせていただきました。

その3年前からずっとYAPC イベントスタッフをしてきて、ひたすら「Blogを書くまでがYAPC」と他人には言っていながら自分は書いてなかったのですが、今年で最後なので責任をとって書いてみました。

 

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今年は大阪から参加して、トラックEの司会とかしてた自分ですが、Scrum Master っぽく KPT をつかって YAPC のふりかえりをしたいと思います。

Keep (YAPC のいいところ)

  • 言語に限らず各方面の凄腕エンジニアたちからタメになる話めちゃ聞ける
  • スタッフするとそれら凄腕エンジニアたちと繋がり面白い事できるようになる
  • 1年に1回のペースで凄腕エンジニアたちと同窓会的に盛り上がって楽しめる

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  • 無限にコーヒーが飲めるところ
  • 無限に弁当が食べれるところ

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YAPC 最終日のお昼のこと。用意したお弁当が大量に売れ残り、上の画像の2-4倍ぐらい余っていて(これ破棄されるとかもったいないなー)とスタッフとして思っていたところ、リーダー的存在のスタッフから slack で緊急連絡。

「絶対売り切れにしてくれ!」

「声をだしているか?」

「声ださないとダメだぞ」

「そういうのはできない人しかいない?」

これは絶対に売り切れにしなければ!と思い、使命感からバナナの叩き売り的に「弁当」の叩き売りを行いました。

みなさんのおかげで「無限弁当」としてバズり、なんとかほとんどの弁当は売り切ることができた感じでした。

note.mu

 

Problem (YAPC で改善されたらいいと思うところ)

  • まだまだ「Perl のお祭り」と思われてて参加障壁とかあるところ
  • 非常に楽しく有意義なのに今年で終わってしまうところ

  • 参加者の期待が年々上がり、主催者の負担も年々増えてきてそうなところ

Try (次に活かすために挑戦したいところ)

  • Perl言語縛り」のような縛りが実はなかったことを伝えていく
  • YAPC の意思を継ぐ有意義なコミュニティをつくっていく
  • 2 年後の2017年に開催される「Beacon」に参加する!

builderscon.io

 

みなさん、また2年後に Beacon で会いましょう!

それまでの間は大阪でいろいろコミュニティ立ち上げたりしてみたいっす!